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香月大辻炭鉱 [建築]

中間から東南に入ったところに、香月大辻炭鉱跡があります。筑豊炭鉱の御三家の一つ、貝島太助が切り開いたつわものどもの夢の跡です。何度も独立創業に失敗を重ねた末、大成功を収めるきっかけとなった、貝島炭鉱創業記念の地でもあります。

この建物は、変電所だったとも選炭所だったとも言われているようですが、サイズからいって変電所のような気がします。ヴィクトリアンスタイルを思わせるレンガの外観が丹精で、炭鉱という荒くれのイメージからは程遠い気品のようなものを感じます。一介の抗夫からたたき上げた貝島一族の趣味なのでしょうか。どのような経緯で建てられたのか、興味が尽きません。

香月小学校を見下ろす小高い丘の上にあって、東南には尺岳、雲取山、福知山、鷹取山などの山々が見渡せるすばらしいロケーションにひっそりと佇んでいます。なんとかこれを活かせないものか…、職業柄考えてしまうのです。

<撮影:J.T.>2007年1月※2点とも


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風来坊

今回は文中のブルー字のクリックして、出てきた説明を楽しみました。地図も出てきたりして、赤か毛さんなかなか楽しませてくれますね。調べる労力も大変だと思います。

素人ながら思うのですが、残しておきたい建築物を一箇所に集めて、見せるというのはどうなんでしょうかね。市長も変わったことだし、何かやろうよ!北九州と思ちゃいます。
by 風来坊 (2007-02-13 15:49) 

薩摩飛脚

うーん、こういう光景を見ると郷愁をそそりますね。
じつは、飛脚の家の近くにもN炭鉱の本事務所があったのですが、
去年解体されました。
子供の頃、何時も遊んでいた場所だっただけに、なくなってしまうと、体の中を風が通り抜けるような寂しさが残ります。

風来坊さんのおっしゃるとおり、市が音頭を取って、歴史的建造物をなんとか残して欲しいものです。
by 薩摩飛脚 (2007-02-13 17:16) 

薩摩飛脚

今、NHK北九州放送局の番組を見ていてたまげました。
パンチパーマの発祥の地が、なんと小倉だったのです!
知らなかった! さすがは北九州です!!
by 薩摩飛脚 (2007-02-13 17:55) 

赤か毛

風来坊さん!リンクまで楽しんでいただけたようで、うれしいです。
いろいろと説明したいのですが、文章が長くなると読まれるほうも大変だろうと思い、リンクを貼っています。

ほんと、新しい市長さんに頑張っていただくのと、われわれ自身で何が出来るか、考えてゆきたいですね。
by 赤か毛 (2007-02-13 18:28) 

赤か毛

薩摩飛脚さん!
飛脚さんのコメントで思い出しました!!時間のあるときに下のリンクをご覧ください。↓
http://members.jcom.home.ne.jp/nittan-takamatsu/index.htm
これは高松炭鉱のすばらしい記録ですが、
このような炭鉱がいたるところに、有ったんですね。

パンチパーマ!小倉で始まったんですか!?知りませんでした。
なんか、らしい、ですねーー。
ところで、その番組『なんしよったん?北九州』ですか?
by 赤か毛 (2007-02-13 18:45) 

薩摩飛脚

うーん、こげなサイトがあったとは...
飛脚の脳裏にかすかに残っていて、今ではあれは幻だったのかと
思い始めていた石炭運搬専用線路のターミナルが空中撮影で見事
に映っていますね。
懐かしすぎます...

本事務所の解体は、一昨年の誤りでした。
お詫びして、訂正します。
by 薩摩飛脚 (2007-02-13 20:58) 

赤か毛

やっぱり、地元が大好きな人、多いですね!
最近北九州・筑豊関係のサイトを調べていて、そう実感します。
この、それぞれの思いを大きな流れに出来ないかと、思っています。

風来坊さん、飛脚さん、これからもどうぞ宜しくお願いします。
by 赤か毛 (2007-02-13 21:41) 

wanwanmaru

廃墟ではあるようですが、作りがしっかりしていそうで、
活用方法はありそうですよね。

とても炭鉱の関連施設とは思えないです。教会のようにも
見えますし・・。当時の繁栄ぶりが偲ばれる建築物ですね。
by wanwanmaru (2007-02-13 23:18) 

赤か毛

wanwanmaruさん!
ほんとうにその通りですね。
ロケーションといい、保存状態といいなかなかのものだと思います。
貝島一族もそうですが、実際にこの建物を誰がデザインして
誰が工事をしたのか、そして、どのように使っていたのか
知りたいところです。
by 赤か毛 (2007-02-14 11:56) 

風来坊

今日の昼のNHK,BS1で面白い番組を再放送していました。こだわりライフ ヨーロッパ「文化財を住まいに再生ーイギリスー」というもので、古い建築物を新しい住宅に甦させる数々の試みをなっているエルスペス・ベアード氏の紹介で、この方100年以上の昔の貯水塔6階建てを自宅に改築したというものでした。
イギリスでは文化財といえる建築物が日本の70倍もあり、それを壊すのではなく、修復してまた使用するような活動を行っているそうです。英国文化遺産協会も古い建築物を残して使う活動に、専門の建築家の力が必要だと言っていました。
確かに石作り、レンガ作りの欧州の建築物は、長く残っていますよね。またそれを残しておこうという考え方も、欧州らしいと思うのです。

赤か毛さん、イギリスの遊びに行かない?面白いかもよ。
by 風来坊 (2007-02-14 23:24) 

赤か毛

風来坊さん!!
いいお話をありがとうございます!
イギリスは、アンティークの文化が生活の隅々まであって、家具や照明器具など、古いものを大切にしていると聞きます。
ほんと、一度ゆっくりと行ってみたいですね。
ところで、その番組録画されていませんか?
もう一度再々放送ないですかねーーー!?
by 赤か毛 (2007-02-15 07:51) 

風来坊

残念ながら録画していません。チャンネル回していたら、丁度出ていたもので。本当、電話番号知ってたら、赤か毛さんに「ちょっと今見て、見て!」と電話したいぐらいでしたよ。
NHK番組のHPを少し探すと、ちょっと載ってました。ちなみにエルスペスさん、1959年生まれの女性建築家でした。
by 風来坊 (2007-02-15 10:01) 

赤か毛

重ね重ね有難うございますm(_._)m
NHKのHP見てみます。
同じ年ですかー!ぜひ見たかったですねー。
再々放送か、NHKアーカイブでDVD発売を期待しましょう。
いずれにしても、今後は歴史的建造物に限らず、建物の再生利用が
必要になる時代と思います。
また、情報がありましたら教えてください。
by 赤か毛 (2007-02-15 11:41) 

風来坊

NHKで再放送するみたいですよ。2月19日 BS1 PM6:15-6:35です。
番組名 こだわりライフ ヨーロッパ「文化財を住まいに再生ーイギリスー」

HPはNHKオンラインのHPから「こだわりライフ」で検索すると、出てきます。見てみた下さい。
さあ、赤か毛さん予約録画をするか、カレンダーに書き込んでおきますか。
by 風来坊 (2007-02-15 21:45) 

風来坊

検索するときは「文化財を住まいに再生」で検索しました。
HPはwww.nhk.or.jp/eurkodawari/です。
by 風来坊 (2007-02-15 21:51) 

赤か毛

風来坊さん!!!
ご丁寧にありがとうございます!
さっそく予約をしようと思いましたが、予約録画番組表にはまだ出ていないようです。
NHKオンラインでは確かに、おっしゃるとおりの放送予定ですね。
番組表に現れ次第、予約します!!
by 赤か毛 (2007-02-15 22:40) 

赤か毛

響さん
nice!有難うございます。大辻炭鉱跡が撤去されたと知って
少なからずショックを受けています。
早く近代化遺構の評価をきちんとして、残して活用して楽しめるように
しないといけませんね。
by 赤か毛 (2008-11-26 13:05) 

オッチョ

この建物は懐かしいです。
父がここに勤めていたので、時々お昼の弁当を届けたりしていました。
by オッチョ (2021-06-11 20:02) 

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