足立山 <桜と歴史の展望台> [花]
夕桜折らんと白きのど見する <横山白虹>
大変大変ご無沙汰をしました。申し訳ありませんm(_/_)m もう、皆さんお気づきかもしれませんが、当サイトは発信場所を東京から九州へ移動しました。 えっ!?とうとう北九州へ? ・・と言いたいのですが、ちょっと勢い余って南国は鹿児島からの通信となります。洞海湾に少しでも近づきたいという思いが高じて、とうとう東京を飛び出したのですが、着地点がちょっと南に寄ってしまいました。
さて本題に戻りまして、ここは小倉北区寿山町足立公園展望台です。今年は冷春のお陰で桜の時期が長いようですね。気鋭のカメラマンBさんの久しぶりの透き通るショットをお楽しみ下さい。
その昔(760年頃)、和気清麻呂という、時の政治勢力に翻弄された有能な高級官僚が、宇佐神宮の御神託を理由に、足の筋を切られ大隅の国(今の鹿児島県)に流されるとき、この地の泉に浸すと足が立った、という言い伝えでこの地の名がついた、という説もあるそうです。清麻呂の無念を晴らす美しい桜の公園になりましたね。
冒頭の句は、小倉でお医者さんをされていたゆかりの俳人の作で、やはり清麻呂ゆかりの妙見宮に、この句を刻んだ石碑があるそうです。この「妙見」という信仰対象も、突っ込んでゆくと味の出そうな謂れがありそうで、興味をそそりますが・・・なぜかといいますと、清麻呂さんが流された先が、なんと今回拙者赤か毛が移り住むようになった、鹿児島県霧島市の牧園というところにあり、この近くにも妙見という地名が見られます。
なぜ、清麻呂が大隅に流されたのか、この地に昔からいた隼人族との関係は・・・、などなど空想は膨らんでゆきます・・・しかし!赤か毛の眼差しは、変わらず洞海湾のほうを向いていますので、これからも気長に、末永いお付き合いをお願いいたします。(桜の枝の間から若戸大橋の橋桁、見えますか?)
視野を少し広げて、これからは九州全体の話題も発掘しながら、地域の宝探しに邁進します。
ただ、現在の赤か毛に欠けているものがあると思います。それは、地域の宝は探せても、それを活かし、具体的な街づくりとして提案する力です。実はその力をつけるべく、研究教育機関に身を置いて、しばらく修行をしようと思うようになりました。今回の移動はその為のものです。そして、出来るだけ近い将来、皆さんの前に、より強力になった赤か毛として現れたいと思います。
しばし、「休眠」という状態になりますが、このサイトはこのままオープンにしておきますので、思い立ったときに過去の写真や記事など、じっくりと干渉いただけると嬉しいです。 そう、特に謎のカメラマンBさんの名ショットの数々は、このブログの命でした。 ひとつの写真ギャラリーとしてお考えいただければ幸いです。
それでは皆さん、お元気で。3年とちょっとでしたが、102回の記事を書くことができました。たくさんのご訪問と嬉しいコメント、ほんとうに有難うございました。またいつかお会いしましょう。
撮影:L.T. 2010年4月<4枚とも>
岡垣 <深まる秋の曼珠沙華> [花]
関東では、別名のとおりちょうどお彼岸の時期に咲きますが、九州では少し遅めの九月終わりから十月にかけてでしょうか。そこであえてヒガンバナではなく、マンジュシャゲと書かせていただきました。しかしもう九州でも、終わっているかも知れませんね。
進化の花 <朳の蓮華草> [花]
木蓮の次は、春の主役 『桜』 を!と意気込んでいましたが・・・、忙しさにかまけているうちにとっくに桜の季節は過ぎてゆきました。そこで、今回はこの季節にあって、最近少なくなってきた風景を取り上げました。
白の競演 <白木蓮と辛夷> [花]
春を告げる花は多いですが、早かった今年の桜も、この寒さでしばらく見ごろが伸びそうです。 その合間を縫って、一足早いこの白い春の花を取り上げます。
真っ青な空に良く映える、さてこちらは白木蓮か、はたまた辛夷か・・・。
戸畑金比羅 <年に一度の花の龍> [花]
まだかまだかと待ち焦がれた花の季節も、あっという間に過ぎ行くはかなさがあるからこそ、皆挙ってこの時期にしか出会えない「一期一会」を求めて、繰り出します。
と、戸畑は鞘が谷付近を走っていると・・・なにやら目を引く丸い頂き。 すわ、こちらも古墳かと・・・
近づいてみると、まるでピンクの豆絞り。
ここは、戸畑の金比羅山。 早速上ってみましょうか。 するとそこは、・・・
埴生公園 <古墳の2千本桜> [花]
この時期、「花より団子」なんて悠長なことを言っていたら、世の中から取り残されてしまいます。 みなさ~ん! 急いでくださ~い。 今週末が、たぶん最後の花見のチャンスですよー!
なんてこと言わないで、やっぱり花見はのんびりと、ゆったり気分で行きたいですね。