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若松北海岸 <未来への風を読む> [エネルギー]

こどもの日も過ぎ、連休の最終日、風の強い一日でした。 子供たちの世代に残せるもの・・・

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今ある知恵と技術を有効に使って、今の大人が出来ること。

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毅然として、あとは君たちに託したよ! と言えるものを残さなければ・・・この美しい世界は、ほんとうになくなるかもしれません。 それとも、人間がいなくなって、美しい自然が戻るのでしょうか?

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そんなふうには、考えたくありませんね。 ここは若松北海岸、響灘に面した「北九州エコタウン」にある響灘風力発電施設です。 風の強い「港湾地区」の気象条件を利用して建てられた、日本でも最大級の風力発電所です。

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発電規模は、3,500万kwh。 約10,000世帯が一年間暮らせる量だそうです。 結構すごいですね[ひらめき] それだけではなく、ここは、いまや北九州の名所のひとつとして、多くの人たちに親しまれています。 このブログにたびたびご登場いただいている二つ目草さんや、wanwanmaruさんのような、北九州の気鋭フォトグラファーの方々によってたびたび取り上げられていることからも、その人気が伺えます。

2003年3月に運転開始ですからもう丸5年、この風車の恩恵にあずかったお宅もかなりあると言うわけです。 1997年に採択された京都議定書が2005年に発効され、化石燃料に頼らないエネルギーの供給がますます重要になるなか、この施設の持つ意味は大きいです。

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未来を見つめて、埋蔵資源の少ない日本が進んでゆくひとつの方向性を示していると同時に、ものづくりの街北九州が、このような動きのリーダーシップを取れる素地を十分に持ち合わせていることを、もっともっと、私たち自身が自覚して取り組んでゆけば、子供たちの「希望」をふくらませて行けるのではとも思うのです。

私たちの親の世代が残してくれた、ものづくりの技術や施設やヒト、まだまだ洞海湾の周辺にいっぱいあるのではないでしょうか?

撮影:L.T. 2006年12月 <5枚とも>


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caramelpapa

白島石油備蓄の展示館の横にずらりと並んでいますね。
一基だけ離れているのが、ご愛敬。

あれって、地図帳ではどんな記号なんでしょう?
  
by caramelpapa (2008-05-07 20:32) 

つぼっち

これだけ並んでいると壮観ですね。
あとは、安定感があれば・・・
夢は膨らみます。
by つぼっち (2008-05-07 20:55) 

寂光

昨日は座布団をたくさん頂き、
転げ落ちました。
ありがとうございます。
風力発電、
我が市にも数機あります。
相当な発電を得ていると思うのですが、
良い装置とわかっていてもなかなかその数が増えません。
建設コストに見合った電力を生み出していないのでしょうか。
ある程度の効果があるのなら、
もっとたくさん建設しても良いと思うのですが、
本当のところはどうなのかわかりません。
また、風のある日に停止しているのをよく見かけますが、
風が強すぎると機能上問題があるのでしょうか。
「風力発電」一度調べて見たくなりました。
by 寂光 (2008-05-07 22:03) 

二つ目草

取り上げていただいたように、私もお気に入りの風景です。
ゆったり回る羽根を、いつも日暮れまで眺めてしまいます。

響灘は発電にはいい風が吹きそうですね。
時々台風が真上を通り過ぎることがあるのがネックでしょうか。
強風の時にはロックされるようですが、一度ビュンビュン回してみたい気も。

by 二つ目草 (2008-05-07 22:47) 

赤か毛

caramelpapaさん、地図記号とは面白いところに気づかれましたね。
われわれが地理を学んだときにはなかったものなので、
最新の地図帳見てみたい気がします。
1基離れているのは、最初9基建設され、後に1基追加されたからでしょうか。
by 赤か毛 (2008-05-07 23:07) 

赤か毛

つぼっちさん、こんばんは。
ほんとに、自然エネルギーの難点は安定性ですよね。
太陽光発電にしても、天候に左右されることがネックになっています。
しかし、年々蓄電バッテリーの技術が進歩していますので、今後の展開に注目しましょう。
by 赤か毛 (2008-05-07 23:12) 

赤か毛

寂光さん、最近の「色彩」に富んだ作品群、楽しませていただいています。
こちらこそありがとうございます。
まだまだ、建設コストを含んだ技術革新が必要だとは思いますが
石油利権に支えられた某大国のわがままなエネルギー政策や、
不安定な中東情勢に振り回されないよう、日本独自の技術を生かした
エネルギー、それに食料確保の政策を、真剣に考えないといけない時期に
きているように思います。
政権維持に無駄な政争を繰り広げている場合ではない、
それほど、差し迫っていると思うのですが・・・
この記事が、少しでも「調べてみたい」と思っていただけるものであったら
私としては、本当に嬉しくありがたいことです。
by 赤か毛 (2008-05-07 23:22) 

赤か毛

二つ目草さん、こんばんは。
一度ビュンビュン・・・やってみたいですね!
しかし、先日参加したエコツアーでの説明では、三枚羽の付け根の四角い部分が
50人乗りのバス一台の大きさと同じと聞いて、
その制御も大変なものだとも思ってしまいます。
風や太陽光、いずれにしても、自然のエネルギーは大変大きいので
うまく制御すればかなり有望でクリーンなものであることは間違いなさそうです。
そのような技術的・機能的施設が「日暮れまで眺めて」いたくなるものであることは
一石二鳥ですね。
by 赤か毛 (2008-05-07 23:37) 

お茶屋

こうして写真として切り取ると、
すごい迫力で素敵ですね♪


思わずコメントさせて頂きました☆
by お茶屋 (2008-05-08 20:47) 

赤か毛

お茶屋さん、ようこそ、遠賀・洞海湾通信へいらっしゃいました。
嬉しいコメントありがとうございます。
この風車、ほんとうにでかいんですよ!
ポールの高さだけで65m、国会議事堂の三角屋根のてっぺんの高さと同じです。
羽の長さは35mだそうです。
http://www.jwd.co.jp/explanation/index.html
by 赤か毛 (2008-05-08 21:26) 

dalmy

こんばんは♪
ステキな写真です。まだライブで見たことないけど
きっと実物もかなりな迫力の風景なんでしょうね。
響灘も含め、若松の海岸沿いは、上京前に何度も何度も名残を惜しんで
カーステ聴きながらドライブした場所です。
晴れた日の夕暮れ時なんてのは、ここ本当に日本かな??って思うほど
吸い込まれそうな海と空と道・・・。
乗ってるクルマは、地元の友達(女子です)の免許取得後必須アイテム
赤色系の軽乗用車でしたけど・・・(笑)。

by dalmy (2008-05-10 20:00) 

赤か毛

dalmさん、こんにちは!
若松北海岸、この辺りは埋め立てで、ずいぶん風景が変わりましたね。
ドライブされたときの風景は、しっかりと目に焼き付けられましたか?
ふるさとの眺め・光・空気、心の中で大切にしてください。
by 赤か毛 (2008-05-11 14:18) 

benri

赤か毛さんこんにちは、benriです。
私は良く若松に行きます。
響灘風力発電施設。(化石燃料に頼らない、自然エネルギー施設)
白島石油備蓄施設。(正反対の、化石燃料エネルギー貯蔵施設)
 青の橋の上から見ると、両施設が、海を隔てて向いあっています。
いつも違和感のある、皮肉な組み合わせだな~と思って、青の橋を渡ります。

今回の風力発電も、皮肉な事に、クリーンな自然エネルギーを売りにしてますが?
風車の強烈な風きり音、強風時の強度不足 等々。
今の風力発電の実力は、人家の近くでは、絶対設置できない、不完全、人に優しくない施設です。
本当の意味での、人に優しい、クリーンエネルギー風力発電は・・・。
将来、子供たちの世代に出来ると信じ。
その時、青の橋の上から見る景色は、違和感のない、調和のとれた、エコタウン。
by benri (2008-05-11 14:22) 

赤か毛

benriさん、こんにちは。
風力発電、まだまだ不完全とは思いますが、本当の意味での
人に優しい、クリーンなものになってほしいですね。
違和感のない、調和の取れたエコタウン、ほんとうにそうなるといいと思います!

by 赤か毛 (2008-05-11 14:33) 

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