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堀川 <川ひらた再現> [川]

ちょ、ちょっと!おいちゃん、そげん長いもん振り回して、なんしよん!?

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おおっ、もしかして、その背中は・・・。 そうです、お馴染み遠賀堀川運河。

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昨年の近代化産業遺産認定を記念して行われた、川ひらた試乗体験イベントです。

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河守神社のそばに造られた船着場から出船。 ん?こんなに水があったっけ? そうなんです。いつもは・・・

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こうですよね。文化遺産の川底を無造作に切り裂き、申し訳程度に水路(みずみち)をつくって流しています。 が・・・

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この日に限ってこのような大胆というか涙ぐましい努力の末、昔をしのぶ「川ひらた」の運行が可能になったのです。関係者の方々、お疲れ様でした。地元の方々の熱い思いがこのようなイベントを実現させたと思います。

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ともあれ岸を離れ、滔々と(?)水を湛えた堀川を進みます。 当時はこうだったのかなと、思い起こすには十分の水量ですね。

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さて、向かった先は運河工事の最難所と言われた、車返しの伐り通し。

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岩盤にに残るノミの跡を目の当たりにすることができます。 堀川沿いには、寿命(じめ)の唐戸中間の唐戸、曲川との立体交差「伏せ越し」跡、河守神社(と逆立ち狛犬)、車返しの伐り通し(ノミの跡)、折尾駅と見所が多く、川くだりとして整備すると、結構楽しめるものになるのではないでしょうか? 終点は洞海湾とすればさらに水路としての楽しみは多く、江川を利用して芦屋方面へ足を伸ばしたり、船を乗り換える必要はあるでしょうが、洞海湾の各所に船着場を用意して、二島・黒崎・藤木・若松・八幡・枝光・戸畑いろんなルートで西部北九州エリアを訪れることも可能です。様々な交通機関を利用して、楽しみスポットをめぐることができれば・・・、『観光地北九州』というのも実現可能な選択肢だと思います。

撮影:R.T. 2008年11月 <8枚とも>


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caramelpapa


たまに通る折尾高校下から神社前、
車一台が通れば一杯の道ですが、風情があって好きな場所

夏は散歩に最適です

   
by caramelpapa (2008-11-29 19:44) 

hobashira

まさかと思うけど、これは折尾高校の校庭にある「ひらた船」じゃあないでしょうね。 
by hobashira (2008-11-29 20:58) 

赤か毛

caramelpapaさん、こんばんは。
このあたり、谷あいですので夏は涼しいですね。
いい場所だと思います。
by 赤か毛 (2008-11-29 23:02) 

赤か毛

hobashiraさん、ひょっとしたらそうかも知れませんが、
私もそこまで突っ込んでいません。
記念事業の問い合わせ先が、以下のように出ていましたので
念のため、転記いたします。
***************************************
堀川再生の会・五平太
〒807-0865 北九州市八幡西区美吉野町10-37
TEL: (093)603-2553  FAX: (093)603-2553
E-mail:n.saho@sur.bbiq.jp
担当者:佐保 巧建
***************************************
これは、以下のサイトからの転記です。
http://www.ecolife-net.jp/ivent/2008/11/11.html

by 赤か毛 (2008-11-29 23:06) 

wanwanmaru

一瞬柳川かと思いましたが・・。

それにしても川をせき止めて運河を再現するなんて
なかなか凄いことやりますね。水害対策なんかで
今の形になったのでしょうが、当時を再現できれば
また一つ北九州の観光スポットが増えそうな感じが
します。本当に地域の生活に密着した良い観光地に
なりそうな気がします。
by wanwanmaru (2008-11-30 03:57) 

keykun

おはようございます。^^
水量が豊富だと街の景観も様変わりしますね。^^
下流で堰き止め幅を広げて放水量を確保出来れば~
素敵な街が復活しますね。
海に流してしまうのは惜しいですよ・・。 ^^)v
by keykun (2008-11-30 07:21) 

赤か毛

wanwanmaruさん、こんにちは!
PCの具合はいかがですか?
私は土木が専門ではありませんが、水害対策はなかなか難しいものなのでしょう。
しかし、現代の技術で何とかできないものかとも思います。
「地域生活に密着したよい観光地」。よいフレーズですね。
訪れる人も、住んでいる人も楽しめる街、は理想的ですね!
by 赤か毛 (2008-11-30 08:51) 

赤か毛

keykunさん、この堀川は「洞海湾」という入海に注いでいます。
たぶん放水が充分取れない地形なのではと、素人ながら思うのですが
土木技術がそのことを解決してくれるのを期待するばかりです。
問題は、地域全体が盛り上がってそのような機運になるかということです。
堀川沿いの住民の方々、特に年配の方々は、昔のきれいだった
堀川を後世に伝えたいと、熱気むんむんです。
by 赤か毛 (2008-11-30 08:56) 

寂光

川に親しい土地というのは、
とても豊かで、
そして少し長閑に感じます。
by 寂光 (2008-11-30 17:49) 

jall

おっちゃんの背中に五平太舟って書いてますね。
五平太ばやしとなにか関係があるんでしょうか?
でも、北九州にも以前はこんなものがあったのですね。

by jall (2008-11-30 21:58) 

赤か毛

寂光さん、こんばんは。
水って落ち着きますよね。
大切にしなければと思います。
by 赤か毛 (2008-11-30 22:27) 

赤か毛

jallさん、おはようございます。
五平太は、石炭を発見した人の名前です。
それで、石炭のことを「五平太」と呼ぶようになり
ここで取り上げた「川ひらた」は石炭を運んでいたことから「五平太舟」とも呼ばれ
お問い合わせの「五平太ばやし」もその船頭たちの囃子歌が元になっています。
by 赤か毛 (2008-12-01 08:07) 

響

エ~!こんなイベントがあったのですか?
堀川がこんな水位になるのだけでも一見の価値がありますね。
来年もあるのかなー?
by (2008-12-04 12:30) 

赤か毛

響さん、こんばんは。
そんなんです、もっと広報をたくさんやってもらえるといいですよね。
昔の写真を見ると、両岸に木々が生い茂って
豊かな水流の中を川ひらたが行き交っています。
ちょっと彷彿とさせますね!
by 赤か毛 (2008-12-04 20:58) 

Take4

赤か毛さん、初めまして。
私は水巻に2年前に引っ越してきた、Take4と申します。
私は日曜日、会社を休める時は、朝、堀川沿いをずっと歩いて折尾駅までウォーキングしています。
11月30日に通ったら、ブルーシートで川を堰き止めていたので、おかしいなと思っていたら、こういうことだったんですね。
私は生まれは若松、高校が折尾、前の住まいが八幡、そして会社が遠賀なものですから、この「洞海湾通信」、身近な題材で、かつ私の知らなかったことばかりで大変面白くためになります。
これからも頑張って下さい。
by Take4 (2008-12-06 16:28) 

赤か毛

Take4さん!ようこそ遠賀・洞海湾通信へいらっしゃいました。
うれしいコメントをありがとうございます。
堀川沿いの朝のウォーキング、気持ちいいでしょうね!
若松・折尾・八幡・水巻そして遠賀と、まさにTake4さんの生活圏は
この洞海湾通信のカバーするエリアとほぼ同じです。
お楽しみいただけたら、とても嬉しい事ですし
もし、新しい・面白い情報がありましたら、お知らせいただけるとありがたいです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたしますm(_._)m

by 赤か毛 (2008-12-07 01:13) 

二つ目草

しばらくブログ巡りから離れておりましたが、
このような素敵なイベントが行われていたのですね。

以前自転車で堀川散策を行ったときには、
この辺りはほとんど水は流れておらず、
せっかくの偉業が忘れられかけている様子でした。
http://futatsumekusa.air-nifty.com/blog/2006/11/post_78b8.html

恒例の行事として、堀川の歴史を広く知らしめて欲しいです。
さらに将来は堀川の流れを取り戻せるとよいですね。
by 二つ目草 (2008-12-10 23:09) 

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